8. 夜の森

静けさ 包み込む 夜の森の出来事
みんな遊び疲れ テントは夢の中

白い息を吐いて 覗いた望遠鏡
届きそうな光が 月の上舞ってた

追憶のかなたの ( 色とりどりの線が )
光同士の会話 ( 混ざり合い溶けてゆく )
透明な目の中 ( 鮮やかな透明 )
言葉の様な風景がそこに

夜空に浮かんだ ただ一つの 大きな月は
森の全てを 見渡す様に 僕を覗き込む

静けさの内部は 本当は賑やか
嬉しさの奥底 だんだんと悲しい

夢と重なり合い ( 色とりどりの夢が )
遠く遠く旅した ( 星降る森へ )
鳴り響く楽隊 ( 透き通った音色に )
心揺れる蘖 育ち行く

月は僕より 少しだけ過去にいるから
まぶしい未来を 見せる事が 明日出来るかな

静けさ 包み込む 夜の森の出来事