7. 緑の砂浜

ミッドセーンチュリー 
白いレコードプレイヤー
ミレニウムかけてコーヒータイム

憧れてた平屋住まい のどかな東京の端で

そこに君はやって来た
笑って喧嘩して忙しくなって
冬はほんと寒いけど 日々は暖かくなった

テーブルの上に約束を置いた

僕らは緑の砂浜で きれいな星を見てたんだ
風と踊る 風車の声 誰もいない南の島で

君は僕のお父さんの 
名前をそっと閉まっていた
新しい命の箱に 宝物のように閉まってた

僕はそれが一番嬉しかった事かもしれない
いつもの見慣れた部屋が あの日の映画のように見えた

過去を 全て受け入れてくれた人

僕らは緑の砂浜で きれいな星を見てたんだ
暗くなっても寒い夜でも あの星空を思い出せる

僕らはこれから新しい命の箱を開けにいこう
はるが来たら はるを連れて
また南の島に行こう